松ちゃんの「ドキュメンタル」メキシコ版を日本へ逆輸入

[ 2019年4月9日 05:00 ]

別室でジャッジする松本人志
Photo By 提供写真

 ダウンタウンの松本人志(55)が手がけるアマゾンプライムビデオの実験的バラエティー番組「ドキュメンタル」のメキシコ版が日本に逆輸入されることになった。16日から配信がスタートする。世界200以上の国と地域で配信されており大好評。ユーチューブの予告編も1100万回再生されている。

 日本のフォーマットを基に完成させた同番組は、密室に閉じ込められた芸人10人による仁義なき戦い。制限時間は6時間で、ギリギリの下ネタを含め、どんな手段を使っても相手を笑わせたら勝ち。最後に残った1人が総額1000万円の賞金を手にする。メキシコ版も同じルールで100万ペソ(約600万円)をかけて戦う。

 メンバーも豪華だ。日本では、松本がジャッジとして他人のネタで笑ったかどうかを別室でチェックするが、メキシコはコメディアンで、映画「くるみ割り人形と秘密の王国」などに出演する国民的俳優のエウヘニオ・デルベス(56)が担当。380万人以上の登録者数を誇る人気ユーチューバーでマスクマンのアレックス・モンティエル“エスコルピオン”らが参戦。「ピコピコハンマーを使ったり案外、日本的なノリの笑いも多い」(関係者)という。

 日本版は海外で配信され過激なネタに中毒者が続出。シーズン1に参加し、現在、米国旅行中の東京ダイナマイト・ハチミツ二郎(44)は現地のファンから「ユー!ドキュメンタル!」と声を掛けられるなど認知度は上昇中。メキシコ版は米国での評価が真っ二つで「星5つと星1つの両極端に分かれてます」(関係者)と賛否両論あるという。

 メキシコのプロレス「ルチャリブレ」は「自由な戦い」との意味があるが、陽気なメキシカンにとってルールはあってないようなもの。果たして本家超えを果たせるか。笑わせた者勝ちの異種格闘技戦は世界にジワジワ浸透中だ。

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