辰巳琢郎 大阪府知事選出馬せず 自民からの要請に「あまりに急…」と固辞

[ 2019年3月11日 05:30 ]

自身が主催のイベントが行われた会場前で取材に応じた辰巳琢郎(撮影・岸良祐)
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 松井一郎大阪府知事(日本維新の会・大阪維新の会代表)と吉村洋文大阪市長が辞職し、市長選と知事選に入れ替わり出馬するダブル選(4月7日投開票)で、自民党が知事選候補として大阪市出身の俳優辰巳琢郎(60)に立候補を要請したことが10日、分かった。辰巳はこの日夜、同党関係者に連絡し要請を断った。理由について「総合的に判断した。家族会議にもかけたが、あまりにも急だった。短い時間で整理もできなかった」と述べた。

 辰巳は夕方、都内で出演したイベント会場で、出馬要請の情報を受け集まった報道陣に対応。「大阪に対する気持ち、大阪愛は人一倍持っている」などと述べていた。「ほんまに大阪が好きやから」と関西弁を使って“大阪LOVE”を訴えていた。

 政治活動に対しては、以前から興味を示していた。今年2月に奈良市でイベントに出席した際も「気持ちは、ずっと前からあると話しています。今は住んでいないが、万博もあるし、何らかの形で大阪を応援したい」と発言していた。

 2015年のダブル選の際も、自民党府連から出馬を打診された。その時は、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の撮影が進行中だったことを理由に固辞した。

 関係者によると、二階俊博幹事長ら自民党幹部が8日に東京都内で辰巳と面談し、正式に立候補を求めた。政策面や選挙支援について協議し、辰巳は数日内に回答するとしていたという。

 辰巳は京大在学中に劇団「そとばこまち」を立ち上げ、俳優として数々のドラマや映画に出演。フジテレビ「平成教育委員会」などクイズ番組で博識ぶりを披露しており、好感度、知名度は抜群。野党の府連関係者は「辰巳さん自身も“安倍さんはよくやっている”と発言したことがあり、自民党寄りの印象がある」と話していた。

 ◆辰巳 琢郎(たつみ・たくろう)1958年(昭33)8月6日生まれ、大阪市出身の60歳。高校時代、つかこうへい氏の舞台に感動し俳優を志す。京大卒業と同時にNHK連続テレビ小説「ロマンス」でデビュー。TBS「浅見光彦シリーズ」(94〜00年)などに出演。バラエティー番組でも、フジテレビの「辰巳琢郎のくいしん坊!万才」や「平成教育委員会」などで活躍。1メートル81、73キロ。趣味は乗馬、和太鼓、囲碁、俳句。

 ◆大阪都構想 大阪市を廃止し、現行の24行政区を東京23区と同様の特別区に再編する構想。広域行政を一本化して二重行政を解消する狙い。15年5月に大阪市民対象の住民投票が実施され、5特別区の新設案が僅差で否決された。17年6月に新たな制度案を作る法定協議会が再設置され、4特別区を新設する案に絞られた。

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