安藤美姫 今一番注目しているのは紀平 3Aだけでなく「表現力やステップ、スピンにも注目」

[ 2018年12月7日 16:06 ]

「Sea Sideアイススケートリンク」オープニングイベントに出席した安藤美姫
Photo By スポニチ

 フィギュアスケートの元世界女王、安藤美姫(30)が7日、ららぽーと豊洲の「Sea Sideアイススケートリンク」オープニングイベントに登場。注目している選手について語った。

 ロシア杯で右足首の負傷のため、GPファイナル欠場を決めた羽生結弦(24=ANA)については「世界中が残念、心配と思っていると思うんですけど、けがとうまく付き合っていくというポテンシャルのある選手なので、応援することが一番のけがの回復につながるのでは」とし、安静にして、次の試合に備えてほしいと語った。

 この日開幕のフィギュアスケートGPフィナルに出場している宇野昌磨(20=トヨタ自動車)については、同じ地元・名古屋で幼い頃から知っているとし「違う先生だったので関わりはなかったんですが、小さい頃からずっと見ているんですけど、本当に努力する選手。頑張ってほしいと思います」とエール。

 一方、女子では、五輪経験者の宮原知子(20=関大)と坂本花織(18=シスメックス)は「世界の頂点が狙える選手」と賞賛。総合力のある宮原、リンク内外でキャラクターギャップが面白い坂本、と紹介した。

 その中でも最も注目したいのは、紀平梨花(16=関大KFSC)。「夏のアイスショーでもご一緒させていただいたんですけど、練習中からジャンプの質もとてもきれいで。確実にトリプルアクセル(3A)を質よく決めてくるのは、すごく自信があるんだなと思います」とし、さらにトリプルアクセルだけでなく「表現力やステップ、スピンにも注目してほしい」とも。その期待に応えるように、この日カナダで行われたGPファイナルの女子SPで紀平は3Aをきっちり決めルール改正後の世界最高得点となる82・51点をマークして首位に立った。

 また、今季、選手として復帰を果たし、全日本選手権に出場をする高橋大輔(32=関大KFSC)については「表現者として戻ってくれてうれしかった。リンクの上にいるだけで幸せ。日本中が世界中が喜びにあふれた瞬間でした」と喜んだ。

続きを表示

2018年12月7日のニュース