坂上忍が断言 速見元コーチ“改心”も「DVってそんなに甘いものではない」 

[ 2018年9月7日 13:37 ]

俳優の坂上忍
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 俳優の坂上忍(51)が7日放送のフジテレビ「バイキング」(月〜金曜前11・55)の生放送で、体操女子の宮川紗江(18)への速見佑斗元コーチ(34)の暴力を“DV”と表現し、「DVってそんなに甘いものではない」とコメントした。

 宮川が以前所属していたクラブの関係者から提供されたという、約3年前に速見元コーチが宮川の頬をビンタする映像について、坂上は「(この映像で速見元コーチへの印象は)だいぶ変わると思う。片一方の手をつっこんであれだけのビンタをしているんだから、常態化していたのかなと思う」と分析。さらに、宮川についても「“殴られ慣れ”じゃないけど、殴られて“もう殴らないで!”じゃなく、殴られてもすぐに向き直らないといけないみたいな、ぐらい慣れちゃったのかな」と異常な状態であることを指摘した。

 こういった速見元コーチの暴力について、宮川の両親も容認していたことになる。坂上は「例えば、速見コーチが宮川選手に当然、善意で東京五輪でメダルを取らせてやりたいんだ!という思い入れが強すぎて、結果的に暴力を伴う指導をしてしまったとするならば、本来ならばお母さんの立場でちょっと待ってください、暴力ってどうなんですか?って、子供を守るってことだけに関しては、お母様も速見さんと同じ意識で、メダルを取らせることがこの子のためになると思っちゃったら、当の本人は行き場がなくなっちゃう」とした。

 「(速見元コーチへの)同情論も出ていましたが、あのビンタ映像を見てしまうと、レベル違うでしょ!っていう空気にはなってますね」と坂上。速見元コーチが今後も宮川と東京五輪を目指したという意向であることに「中にはこれだけ公になっちゃったんだから、速見コーチも二度と暴力を振るわないっていう人もいるんですが、僕はDVってそんなに甘いものではないと思う」とキッパリ。「ちゃんとカウンセリングを受け、宮川選手のほうも東京五輪でメダルを取りたいかもしれなけど、暴力を受け入れちゃいけないという、平常心を取り戻す、一回立ち返るということも大事なんじゃないかと思います」とした。

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2018年9月7日のニュース