「おぐねー」小椋ケンイチ、独立問題で不義理した事務所社長に謝罪、親心ある叱咤に涙

[ 2018年7月13日 21:20 ]

「おぐねー」こと小椋ケンイチ
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 ヘアメイクアーティストの「おぐねー」こと小椋ケンイチ(49)が13日放送のTBS系「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。事務所独立問題で不義理をした芸能事務所社長に謝罪した。

 400人以上のメイクを担当したカリスマメイクアーティストで、「おぐねー」というオネエタレントとしても人気を集めた小椋。33歳だった02年に大手事務所社長と出会う。社長は小椋の才能を高く評価、小椋は社長の誘いを受け事務所の所属タレントとなる。

 芸能界でブレークし、人生を激変させてくれた恩人だが、その後、小椋は社長を裏切り泥沼の確執を生むことになる。タレントデビューして2年。同時期にテレビでブレークしていたタレントが個人事務所だと分かると“自分で事務所を立ち上げたらもっと儲かるのでは”と思い始める。そんな中、所属事務所の分裂騒動ニュースが耳に入ってくる。

 この騒動を“渡りに船”と思った小椋は04年12月、社長に直接連絡をして一方的に独立を伝える。「事務所の経営なめてるのか。素人ができることじゃないんだぞ」と社長の説教を受けるも、事務所を退社し独立した。

 だが、この選択が悲劇の始まりだった。独立後、甘い言葉や調子のよい言葉を使って巧みに接近してきた人物にマネジャー業務を任せたが、だまされる被害に遭い小椋は借金を背負ってしまう。いわゆるマネジャー詐欺だった。

 その後、借金問題を全部解消した小椋は、社長に謝罪するために14年ぶりの再会を果たす。小椋が世話になっていた恩人はサンズエンタテインメントの野田義治社長(72)だった。

 緊張な面持ちで小椋が「野田さんのお家騒動のタイミングで、ここで僕が残っても力になれる自信がなかった」と当時を振り返ると、野田社長は「バカじゃないの。力になれるって…、そこが損得勘定だよ。(野田に)ついて行ったってダメだと思っただけの話だろ」とバッサリ。

 野田社長は「さっきカッコいいこと言ってたけど、そうじゃなくて銭金のこと。商売になると感じて、その時のスケベ心で自分で独立した方がいいと…。調子こいてんじゃないよ」と厳しい言葉を続けたが、借金問題をクリアにして“再出発”をはかる小椋に対して「お前は特殊能力を持ってんだからな。決して人に嫌われない。お前のこと悪く言うヤツいないもんな」と慰めの言葉を掛ける。

 続けて「自分の格を上げる、『おぐねー』というブランドを上げる。そうしたらお金は後からついてくる。これってとても必要なことなんじゃないかな」と金言を贈った。厳しくも親心ある野田社長の叱咤(しった)激励に、小椋は涙。「ありがとうございます。頑張ります」と頭を下げた。

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2018年7月13日のニュース