ファンへの対応の良さが推進力に 求められるAKBの原点回帰

[ 2018年6月17日 08:00 ]

第10回AKB48世界選抜総選挙 ( 2018年6月16日    愛知・ナゴヤドーム )

フォトセッションで笑顔を見せる(前列左から)横山由依、荻野由佳、須田亜香里、松井珠理奈、岡田奈々、武藤十夢、(後列同)古畑奈和、向井地美音、惣田紗莉渚、矢吹奈子、大場美奈、田中美久、高橋朱里、吉田朱里、本間日陽(撮影・近藤 大暉)
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 【記者の目】2位・須田亜香里、4位・荻野由佳。AKBの絶対的エースが不在の中、個性派のメンバーが上位に進出したところに48グループの魅力の根源がある。

 AKBを国民的アイドルに押し上げた原動力は、小さな専用劇場での公演と握手会。いずれも、メンバーとファンの身近な触れ合いを大切にしたものだった。須田と荻野の共通点はファンへの対応の良さ。関係者は「彼女たちと近くで接すると自然に応援したい気持ちになる」と話す。それが総選挙の得票を伸ばすことにもつながっている。

 今回の選挙では1位、2位がSKEの松井と須田、3位がHKTの宮脇、4位がNGTの荻野で、いずれも姉妹グループのメンバー。AKBは岡田の5位が最上位だった。

 松井は「48グループはまたアイドル界のトップになる」と宣言。それをAKBのメンバーが先頭を切って実現するためには“AKB原理主義”に立ち返ることだ。つまり劇場公演と握手会のさらなる充実が必要かもしれない。(牧 元一)

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2018年6月17日のニュース