「ブラックペアン」グッズ売上 異例の1億円超え!わずか4商品 ドラマの熱量を反映

[ 2018年6月17日 08:00 ]

日曜劇場「ブラックペアン」と老舗菓子メーカー「東京ひよ子」がコラボレーションした饅頭「黒糖 東城ひよ子」がバカ売れ(C)海堂尊/講談社(C)TBS
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 嵐の二宮和也(35)が主演を務めるTBS日曜劇場「ブラックペアン」(日曜後9・00)のオリジナルグッズ4商品の売上が合計1億円を突破したことが16日、分かった。

 (1)ひよこの形の饅頭「名菓ひよ子」「ひよ子サブレー」などでおなじみの老舗菓子メーカー「東京ひよ子」とコラボレーションした饅頭「黒糖 東城ひよ子」(税別900円)(※東城はドラマの舞台・東城大学から)

 (2)ボールチェーン付きマスコット「ブラックベア」(税別1300円)

 (3)西川リビングとコラボした「渡海のストールブランケット」(税別1500円)(※渡海は主人公の名前)

 (4)手帳ブランド「NOLTY」とコラボした「コラボ手帳風ノート&ボールペンセット」(セブンネット限定)(税別1500円)の4点。集計はドラマ初回放送日の4月22日から6月15日まで。

 TBSライセンス事業部によると、同局連続ドラマ(1クール)で4アイテムという商品数の少なさにもかかわらず、売上が合計1億円を超えるのは異例。

 通常、ドラマグッズは発売直後に集中的に売れた後、なだらかに推移。しかし「ブラックペアン」は第8話(10日)で自己最高&今クールの民放連続ドラマ1位となる平均視聴率16・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークしたように、ドラマの熱の高まりがグッズ売上にも反映。売上が落ちず、コンスタントに好調な数字を叩き出した。

 特に、饅頭「黒糖 東城ひよ子」がバカ売れした。沖縄・西表島で製造された、こだわりの黒糖を使用。深みのある甘さと心地よい口溶けに仕上げたまろやかな黒糖餡を、香ばしくコクのある独自の生地で包んだ一品。東京ひよ子がドラマとコラボしたのは今回が初の試みとなり、発売当初、東京ひよ子の担当者も「北海道から沖縄まで全国から電話注文が殺到し、一時フリーコール回線がパンクしました」と驚くほどだった。

 原作は、医師で作家の海堂尊氏の小説「新装版ブラックペアン1988」(講談社文庫)。シリーズ累計150万部を超え、映画化・ドラマ化もされた「チーム・バチスタの栄光」の原点となる人気作。嫉妬渦巻く大学病院を舞台に、医学の限界や大きな権力に立ち向かう男たちの生き様を熱く描く。二宮は傲慢な性格と言動で「オペ室の悪魔」と呼ばれ、ヒラ医局員だが、手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医・渡海を“怪演”。ダークヒーローぶりが話題を呼び、新境地を開拓した。

 最終回直前、第9話(17日)は20分拡大スペシャル。佐伯教授(内野聖陽)が倒れ、心臓部に疾患が見つかる。渡海(二宮)は宿敵を救うのか。第8話のラスト、さくら病院の院長・小林(上杉祥三)が口を割った患者“イイヌマタツジ”とは誰なのか。そして「ブラックペアン」(真っ黒なペアン=止血用鉗子)の謎とは――。

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