広瀬香美独立問題 事務所社長は対話を希望

[ 2018年6月1日 17:07 ]

 歌手の広瀬香美(52)の独立問題で、芸能事務所「オフィスサーティー」の代表取締役である平野ヨーイチ氏が1日、都内で顧問弁護士とともに会見を行い、問題の経緯などを説明した。

 平野氏によると、発端は2月28日に広瀬から平野氏が代表を務める「株式会社オフィスサーティー」と、広瀬香美音楽学院を運営する「株式会社ドゥ・ドリーム」の代表取締役を代わってほしいという申し出があったこと。ここ数年はヒットも出ず、コンサートの動員にも悩んでいたといい、広瀬からは「3年前から考えていた」との説明があったとし、平野氏は「代表に無理にしがみつきたいわけではないが、株式会社である以上、責任がある」と1年間の猶予を持っての交代を申し入れたが、広瀬はこれを受け入れず。2月以降、話し合いは4回行われたが、結論は出ていないという。

 その後、広瀬側が弁護士を立てたこともあり、弁護士同士の話になった。広瀬との面会は4月19日、広瀬の自宅がある米ロサンゼルスが最後。その後、ライブ開催について行き違いなどもあり、広瀬側の代理人から5月21日に契約解除の通知が届き、同28日に広瀬がフェイスブックでいきなり独立を発表したという。

 話し合い段階での広瀬の公表に、平野氏は「非常に驚いた」とし「ちゃんと話し合いましょうという意思表示」で、一時「芸名使用権の中止」を求めたと説明した。平野氏側が「芸名使用権の中止」を求めてからは広瀬側からの反応はないという。「彼女からもう一回やろうと言われれば、一生懸命、彼女のことは助けます」とも話した。

 広瀬は5月28日に自身のフェイスブックで、同21日付で「オフィスサーティー」と契約解除し、独立することを発表。「オフィスサーティー」側は同31日にファクスで「芸名を使用した芸能活動の禁止を求める」などとし、芸名を使用して活動した場合、加担した第三者に対しても法的措置を取る可能性があるとしていた。

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2018年6月1日のニュース