「ヒデキ!ありがとう」西城秀樹さん、1万人が最後の別れ ファン涙の「YMCA」

[ 2018年5月26日 13:41 ]

会場を流れる西城秀樹さんのヒット曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」に合わせ、振りを交えて歌うファン
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 16日に急性心不全のため63歳で亡くなった歌手の西城秀樹(さいじょう・ひでき、本名木本龍雄=きもと・たつお)さんの葬儀・告別式が26日、東京・青山葬儀所で営まれ、デビュー当時に西城さんとともに「新御三家」と呼ばれた野口五郎(62)、郷ひろみ(62)ら多くの著名人が参列。野口と郷が弔辞を読み上げた。

 式場にはファンと関係者1万人以上が集まり、別れを惜しんだ。祭壇は1974年に日本のソロ歌手で初となる野球場での単独コンサートを大阪球場で成功させた西城さんの功績を称え、同球場の外野スタンドをモチーフにしたもの。白や赤のバラなど約1000本の花が飾られた祭壇のセンターの上方に遺影に置かれた。遺影は2001年の宣材写真で穏やかに微笑む西城さん。中央には、グラウンド部分には西城さんが常に使っていた真っ白い1本のマイクスタンドを設置された。棺の中の姿は西城さんお気に入りの赤いステージ衣装。家族の写真、美紀夫人と子供3人の手紙、次男からプレゼントされた帽子とゴルフの手袋が納められた。

 会場の外には式が始まる2時間前から数百人のファンが列をつくった。葬儀所の敷地内にはおさまりきらず、列は敷地外にも続いた。葬儀が終わった出棺前には葬儀所に集まったファンからの“アンコール”が起こり、名曲「青春に賭けよう」が流れた。ファンは拍手し、西城さんの声に合わせて歌い上げると、西城さんの「イエイ!」の掛け声が。ファンが「イエイ!」と応じると大ヒット曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」が流れ大歓声。多くのファンが涙しながらサビの部分で「Y.M.C.A.」を踊った。美紀夫人の喪主あいさつの後に「ブルースカイブルー」が流れる中、出棺。ファンは「ヒデキ!ありがとう!」「ヒデキ!さようなら!」とスターとの別れを惜しんだ。

 ▽主な参列者 野口五郎、郷ひろみ、薬丸裕英、由紀さおり、モト冬樹、湯川れい子、高木ブー、川崎麻世、ダイアモンド☆ユカイ、松村邦洋、フジテレビ笠井信輔アナウンサー(順不同、敬称略)

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