大沼啓延キャスター死去 68歳 大動脈瘤かい離発症、肺炎で

[ 2018年5月10日 05:30 ]

9日に死去したキャスターの大沼啓延さん(所属事務所公式サイトから)
Photo By 提供写真

 出身地の静岡県を拠点に情報番組のキャスターとして親しまれた大沼啓延(おおぬま・ひろのぶ)さんが9日午前1時14分、肺炎のため都内の病院で死去した。68歳。静岡県出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。

 大沼さんは04年10月から静岡朝日テレビで夕方の情報番組「とびっきり!しずおか」のメインキャスターを務め、4月27日の放送まで出演していた。関係者によると、翌28日に大動脈瘤(りゅう)かい離を発症して倒れ、入院。緊急手術は成功したものの、その後体調が悪化したという。

 同局は9日の放送で急きょ、大沼さんを追悼する内容に変更。公式サイトに「いつも笑顔で、誰にでも優しく接してくださるお人柄が私たちは大好きでした。故人のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、謹んでご報告いたします」とコメントを掲載した。

 明大を卒業後、TBS映画社で数々の番組制作に携わり、TBS「朝のホットライン」で9年間スポーツキャスターを務め、高校野球甲子園大会などを取材。90年に独立し、テレ朝「スーパーモーニング」でもキャスターを務めた。歌手としても07年に「夢語る街静岡」でデビューした。

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2018年5月10日のニュース