NHKの上田会長 元TOKIO山口の事件に言及「大変遺憾」

[ 2018年5月10日 15:50 ]

東京・渋谷区神南のNHK
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 NHKの上田良一会長(68)が10日、東京・渋谷の同局で行われた定例会見に出席。元TOKIOの山口達也(46)が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検(のちに起訴猶予処分)され、ジャニーズ事務所に契約解除となったことを受け、山口が司会を務めていたEテレ「Rの法則」(月〜木曜後6・55)が打ち切りとなったことに言及した。

 上田会長は「番組の司会者がこのような状況になったのは大変遺憾。番組の終了に関しては総合的に判断し、放送を継続していくのは難しい」と話した。「Rの法則」は2011年4月にスタートし、7年間続いた番組が司会者の不祥事で打ち切られる事態となっり、「番組をご覧になってくださった視聴者、他の出演者の方にもご理解いただきたい」と視聴者などに理解を求めた。

 同局広報局は7日に、文書で「事件を受け、NHKとして総合的に判断した結果、番組の継続は困難であるとの結論に至り、本日(7日)、制作・放送を終了することを決めました」と説明。関係者によると、制作・放送終了の大きな要因は、この番組が山口と被害者の出会いの場になったことだという。

 事件が発覚した4月25日以降、この番組の放送を休止し、別の番組を放送していた。NHKの番組が4月の番組改編直後に打ち切りになるのは極めて異例だ。

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2018年5月10日のニュース