カラテカ・矢部 「手塚治虫文化賞 短編賞」受賞 芸人初の快挙

[ 2018年4月25日 11:13 ]

「カラテカ」の矢部太郎
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎(40)がマンガデビュー作となった「大家さんと僕」で「第22回 手塚治虫文化賞 短編賞」(朝日新聞社主催)を受賞したことが25日、分かった。お笑い芸人としては初の快挙で、本職のマンガ家以外での受賞も初めて。

 「大家さんと僕」は「ごきげんよう」とあいさつする一風変わった大家のおばあさんと、トホホな芸人の「僕」=矢部との、あたたかくも切ない交流の日々を描いた実話マンガ。昨年10月に単行本を発売し、すぐに21万部を突破し、ベストセラーとなった。また、25日発売の「週刊新潮」より第2期の連載もスタート。毎号4ページの連載で、同誌で本格的なストーリー漫画が連載されるのは1956年以来、実に62年ぶりとなる。

 矢部は「賞には無縁だった僕が、憧れの手塚先生のお名前の付いた賞をいただけるなんて大変嬉しいです。週刊連載、頑張ります!」と思わぬ受賞に感激している。

 手塚治虫文化は、日本国内で刊行・発表されたマンガで、優れた成果を挙げた作品および個人・団体に贈られるもの。1997年創設。マンガ大賞、新生賞、短編賞、特別賞の4部門があり、短編賞は第8回(2003年)から設置された。これまでに、「聖☆おにいさん」中村光氏、「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ氏、「じみへん」中崎タツヤ氏などが受賞している。

続きを表示

2018年4月25日のニュース