西郷どん4月1日特番放送 大河初の試み、本編休止し同じ時間帯に放送

[ 2018年3月25日 20:45 ]

特別編で対談する西郷吉之助役の鈴木亮平(左)と島津斉彬役の渡辺謙(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜後8・00)の特別番組が4月1日の同時間帯に放送されることが25日、分かった。特別編の放送は大河ドラマとしては初の試みとなる。25日に第12回を放送。4月1日に特別編、第13回は4月8日に放送する。

 特別編「〜西郷どんと斉彬 密着120日〜」では主人公・西郷隆盛(吉之助)役を務める鈴木亮平(34)とカリスマ藩主・島津斉彬を演じる渡辺謙(58)のスペシャル対談や舞台裏密着ドキュメントを伝える。

 鈴木は対談後「謙さんには何度か食事に連れて行っていただいているので、そこでいろいろお話することはあるのですが、改めてこういう対談の場でお話させていただくと緊張しました。本当はもっと話したいことがたくさんありましたが…。素敵な時間でした。撮影中はどうしても『殿』として見ていますし、緊張してしまいますので、撮影が全部終わってから、もう一度謙さんと対談したいです」とコメント。

 渡辺は「今回の対談は、普段話していることとあまり変わらなかったのですが、撮影現場ではどうしても目線の位置が上と下で違っていますが、対談では話す目線の高さが一緒なので、不思議な感じがしました。楽しかったです」と語った。

 同作は当初予定の50回から放送回数を全47回に減らし、同時間帯に特別編を3回放送する。選挙速報で放送時間を繰り上げることはあるが、同時間帯に特別編を組み込むのは異例。

 制作統括の櫻井賢チーフプロデューサー(CP)は完成試写会の場で「幕末は政治劇、時代背景、奥行きが難解でもある」とし、「より多くの人に親しんでいただくために、その節目節目で歴史解説、エンターテインメント性のある番組、さらに鈴木亮平さんの密着ドキュメントとか、撮影の裏側、これからの展開などを春、夏、秋と合間に編成する『西郷どんスペシャル』をやろうということになりました」と制作意図を説明。「ドラマを見ていた人がちょっとした裏情報を知ることで奥行きで楽しんでいただくことになる、掛け算になっていく番組を目指したい」とコメントした。

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