松本幸四郎 京都・上賀茂神社馬場殿で奉納上演「精一杯やれました」

[ 2018年3月18日 16:46 ]

京都・上賀茂神社での襲名記念公演で「三番叟」を奉納上演した十代目松本幸四郎
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 歌舞伎俳優の十代目松本幸四郎(45)が18日、世界文化遺産の京都・上賀茂神社馬場殿(京都市北区)で開かれた「十代目松本幸四郎 襲名記念 奉納舞台 上賀茂神社 AGF 煎」で「三番叟(さんばそう)」を奉納上演した。

 奉納舞台は15年から実施している文化事業「世界文化遺産 上賀茂神社 式年遷宮記念文化事業」の新たな取り組みとして、歌舞伎界でも屈指の大名跡「松本幸四郎」の襲名披露が開催された。「三番叟」は五穀豊穣を祝って慶事の際に舞われる演目。5人の笛太鼓を従え、約1000人のファンの前で華麗な舞を披露した。

 公演開始の14時、京都は気温17度。烏帽子に黒基調の三番叟衣装に身を包んだ幸四郎は15分の演目をこなし、公演後の会見では「暑かった。三番叟は足を踏みならしたりして力も入る。精一杯やれました」と何度も汗をぬぐった。

 7月には大阪・松竹座で、父である二代目松本白鸚(75、はくおう)と襲名披露公演。11月には京都・南座のこけら落とし公演で、白鴎、幸四郎の長男・松本金太郎改め八代目市川染五郎(12)と親子三代による同時襲名披露と関西での公演が待ち構える。「親子三代でやれるのは幸せ。感謝の気持ちを込めたい」と楽しみにしている。

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