サンドウィッチマン、震災後にネタで使わなくなった言葉明かす

[ 2018年3月11日 20:03 ]

「サンドウィッチマン」の伊達みきお(左)と富澤たけし
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 宮城県出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が11日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に、コピーライター糸井重里氏(69)と出演。東日本大震災発生から7年経ったこの日、被災地への思いを語った。

 伊達みきお(43)は「もう7年なのか、まだ7年なのか…」と自身に問いかけるように話し、富澤たけし(43)は「被災地では5年だから、6年だからとかはないですから」と反応。伊達も「よく節目とか言うじゃないですか。復興の地で話を聞くと“何が節目なの?”って」とコメントした。

 震災後、2人のお笑いネタも変化があったといい、伊達は「今だから言えることですが、僕らのお笑いネタの中には“死ぬ”という単語が結構出ていた。それをやめましたね。簡単に出せない言葉だなと。あまりコンビの間で出したくないなと思った」と明かした。

 友人とのつきあいも震災後は「友達とかと“今度メシ食いに行こうね”って、いつ行くか分からない約束するじゃないですか。そういう約束は必ず会うようになりました。会えなくなるような気がして…。何があるか分からないじゃないですか」と伊達。富澤も「同窓会とか集まりが増えましたね」とうなずいた。

 伊達は「地元の人たちはこの日を迎えると、顔つきが違います。今年も来たなと…。午後2時46分に追悼サイレンが鳴るのですが、あの日の“避難してください”というサイレンと似ているんですよね。あのときの景色、においを思い出すんです」と語った。

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2018年3月11日のニュース