風間柚乃 新人公演初主演!夏目雅子さんのめい、演技派として注目

[ 2018年2月27日 21:47 ]

宝塚歌劇団月組公演「カンパニー」で新人公演初主演を果たした風間柚乃(右)とヒロインの美園さくら
Photo By スポニチ

 宝塚歌劇団月組公演「カンパニー」の新人公演が27日、兵庫・宝塚大劇場で行われ女優、故・夏目雅子さんのめいで入団4年目の風間柚乃(かざま・ゆの)が新人公演初主演を果たした。

 誠実さがあだになり、バレエ団に出向させられたサラリーマンの成長物語。風間はその役がら通りの丁寧な芝居運びと大きな瞳からくる華やかさ、オーラで客席を引きつけた。終演後はセンターに立つ者だけが感じるスポットライトに「すごくまぶしくて立ちくらみがしました」と笑わせながら「役以外の感情を持って舞台に立つことはいけないんだ、と。役として舞台で生きることが大事だと痛感しました」と、反省も忘れなかった。

 入団7年目までの若手だけで行う新人公演。ここで主演することは、タカラジェンヌにとってスターへの大事な登竜門で、これを経験しなければ、ほぼトップスターになることはないが、逆に主演経験者は若手でも注目の存在になる。

 風間は昨年1月に大作「グランドホテル」の新人公演で準主役のオットーを熱演して話題になり、続く「All for One」では本公演でも物語のキーとなる重要な役どころを好演。若手ながら演技派としてすでに注目の存在で、今回は満を持しての新公主演だった。

 またヒロインの美園さくらは、風間より1学年上で2度目のヒロインということもあり「今回は袖に行く度反省ばかりでした。でも風間君の熱さに助けられました」と話した。

続きを表示

2018年2月27日のニュース