テレ朝社長 貴親方特番の正当性主張「報道番組との認識」 会見締め出しは「事実」

[ 2018年2月27日 14:39 ]

テレビ朝日 社屋
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 テレビ朝日の角南源五社長(61)が27日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、大相撲の貴乃花親方(元横綱)が、7日放送の同局「独占緊急特報!!貴乃花親方すべてを語る」で独占インタビューを受けたことに対し、日本相撲協会側が不快感を示していることについて言及した。

 貴乃花親方は今月2日の日本相撲協会理事候補選挙で落選。それまでマスコミに多くは語っていなかったが、同番組の単独インタビューを受けた。相撲協会が下した理事解任の処分に納得していない旨の発言もあった。テレビ朝日側は相撲協会に適正な取材申請を出さずに7日の番組を放送したとされる。

 角南社長は「一連の流れの中で様々な報道がなされたが、被害者側のコメントが聞きたい、知りたいというのが視聴者の要望ではなかったか」と呼びかけ、「極めて公共性、公益性の高い、視聴者の関心事を報じた報道番組との認識です。そういう認識のうえで、真相に迫るべきだったので、取材し、放送した。そういうことですので、我々としてはそういう形で放送に至ったということ」と説明した。

 一部では、同局が相撲協会の会見から締め出されたとの報道もあるが、「取材を断られたのは事実であります」と事実を認め、「記者会見への出席などは制限されるべきものではないと考えております。今後、そういうことが生じないように、お願いしているところです」とした。

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2018年2月27日のニュース