MBS森本アナがリポート 決戦の一室、想像以上の静寂だった

[ 2018年2月20日 08:47 ]

第67期王将戦7番勝負第4局第1日 ( 2018年2月19日    兵庫県尼崎市・都ホテルニューアルカイック )

<王将戦第4局第1日>取材するMBS森本尚太アナウンサー
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 第4局をMBSの森本尚太アナウンサー(25)が観戦した。日本将棋連盟公認アプリによる認定では「アマ1級」。初観戦のタイトル戦をどう見たか、2日間リポートします。

 ホテル20階にある決戦の一室。「久保王将の乗ったエレベーターの到着を知らせる“ピンポン”という音が響いた。対局室にいる全員の背筋がピンと伸びて…」。スポーツアナとして実況するならこんな感じでしょうか。

 初めて見るプロの対局のナマ観戦。MBSテレビ「ちちんぷいぷい」でごあいさつさせてもらった久保王将も、その時の優しい顔とは違い、闘志こそ表に出さないが、周りの空気を止めてしまうような緊張感が漂ってました。カメラマンのシャッター音しか聞こえない、想像していた以上の静寂。ニュースを読む前のスタジオのようでした。

 一方で、記者室は和やかなムード。立会人である阿部八段、大石七段や今泉四段から直接、盤上解説をしていただき、まるでテーマパークにいるみたい。今泉先生には平手で将棋も指してもらい「駒損はしないように」とのアドバイスも頂きました。阿部先生、大石先生は検討に大盤解説、プロ野球の雑談もして…。ボクも棋士の方ぐらい頭の回転が速いといいんですが。2日目の攻防が楽しみです。(MBSアナウンサー)

 ◆森本 尚太(もりもと・しょうた)1992年(平4)9月26日、埼玉県羽生市生まれの25歳。不動岡高から同大経済学部を経て2015年4月にMBSに入社。スポーツ担当で第89回選抜でテレビで初実況。高校時代は野球部で外野手。

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