染谷俊之、岡田達也、飯田基祐が語る舞台「アンフェアな月」秘話

[ 2018年2月20日 08:00 ]

「アンフェアな月」出演者インタビュー1

舞台「アンフェアな月」に出演する(左から)岡田達也、染谷俊之、飯田基祐
Photo By 提供写真

 女優の篠田麻里子(31)の初主演舞台「アンフェアな月」が22日に東京・天王洲銀河劇場で開幕する。作品内で重要な役割を担う俳優の染谷俊之(30)、岡田達也(50)、飯田基祐(51)がインタビューに応じ、作品のみどころや役への思いについて語った。

 風変わりな女性刑事・雪平夏見の活躍を描いた秦建日子氏の人気小説「アンフェアな月」の舞台化。生後3カ月の赤ちゃんの誘拐事件が題材。なぜか8時間後に通報してきた母親、身代金を要求しない奇妙な犯人からの電話など不合理な状況が多々起きる中、刑事雪平が解決に挑んでいく。染谷は雪平の相棒・安藤一之、岡田は特殊班課長の林堂航(りんどう・わたる)、飯田は捜査一課長の山路徹夫を演じる。

――出演オファーを受けたときはいかがでしたか?

【染谷】 原作は小説ですが映画化もされた凄く人気の作品。舞台化する今作に携われることができて嬉しいです。舞台ならではの「アンフェアな月」をできればいいなとオファーをいただいたときから思っていました。

【岡田】 原作を読んでいて、凄く面白い本だなと思っていました。篠田麻里子さんが主演で、銀河劇場という舞台。オファーをいただいたときに“何の間違いで自分にオファーがきたのだろう?”と感じました(笑)。随分立派なプロデュース公演に呼んでいただけたのだなあと驚きました。人気作品ですので重圧もありますが、驚きと喜びが混じった感じです。

【飯田】 僕は横浜の中華街で食事をしているときに話をいただいて。ちょうどチャーハンを食べようとしていまして…。

【岡田】 細かい描写ですね(笑)

【飯田】 はい、中華街で…。メンバーが豪華で男性キャストの名を聞くと今をときめく二枚目ばかりでしたので、私が出演してよいのか悩みました(笑)。食事しながら考えまして、“篠田さんかあ、会いたいなあ”って出演を決めました(一同爆笑)

【染谷】 食べながら考えてたんですね(笑)

【岡田】 そんなミーハーだったんですね(笑)

【飯田】 そうなんですね(笑)。とにかく初めてのことに挑戦したいなと思いました。これまで一緒にお芝居をしたことがない人がたくさんいらっしゃるので、自分自身もリフレッシュな気持ちでやりたかったのです。若い役者さんのエネルギーや新たな刺激をもらえるんじゃないかと。

――役柄についての思いやご自身の解釈を教えてください。

【染谷】 僕が演じる安藤一之という役は、篠田さんが演じる主人公・雪平夏見に恋をしている刑事です。コンビを組んでいて雪平にいつも振り回されますが、安藤は仕事が全くできない若手ではなく、相棒として使える部分があるキャラクターだなと思います。この作品は重いテーマを扱っていて、パッと明るい場面が少ないので、安藤と雪平が絡む部分は息抜きといいますか、明るくできる場面になるのではと思いました。安藤が劇中でいいスパイスになればなと思います。

【岡田】 素晴らしいコメントですね。その役回りができるのは染谷くんの安藤だけですね。

【飯田】 本当ですね。笑いの部分は安藤頼み、染谷くん頼みですね!

【染谷】 いやいやいや(笑)!

【飯田】 爆笑王だからね!安藤出てくるだけで笑いがドッカンドッカンと…。

【染谷】 ちょっと待ってください!「アンフェアな月」ですよ!爆笑場面がたくさんあったらまずいじゃないですか!

【岡田】 そうですね(笑)。安藤と雪平のやりとりが、ちょうどよいアクセントに、ということですね。

【染谷】 はい。小説にも雪平が“安藤はいい拾い物だったかも”と言う場面があるのですが、そう演じられるように頑張ります。

※出演者インタビュー2は21日に配信。

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