米女優ナタリー・ウッドさん水死で元夫の俳優を事情聴取

　往年の米ハリウッド女優ナタリー・ウッドさんが１９８１年に４３歳で水死した事故を再捜査しているロサンゼルス郡の捜査当局者は１日までに、元夫の俳優ロバート・ワグナー氏（８７）を「重要参考人」とみて事情聴取を求めていることを明らかにした。近く放映されるＣＢＳテレビのインタビューで述べた。

　ウッドさんは映画「理由なき反抗」や「ウエスト・サイド物語」などに出演。事故はハリウッドの謎の一つとされる。当局者はワグナー氏を「最後に一緒にいた人物」と指摘。事情聴取を求めたが、拒んでいるという。

　ウッドさんは８１年１１月、ロサンゼルス沖でワグナー氏らとヨットに乗っていたところ行方不明になり、翌日に水死体で見つかった。当時は事故死とされたが、当局は２０１１年、新情報を基に殺人事件の可能性もあるとして再捜査を始めた。

　ワグナー氏は映画「タワーリング・インフェルノ」などに出演し、テレビドラマなどで活躍中。（共同）