殴られ顔面粉砕骨折のライダー俳優、事件の真相告白 ショックで記憶喪失に

[ 2018年2月2日 21:33 ]

俳優の椿隆之
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 2016年11月、男にゴルフクラブで殴られ顔面を粉砕骨折する重傷を負った俳優の椿隆之(35)が2日放送のTBS「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。事件の真相を語り、ショックで事件前後の記憶がなくなっていることを明かした。

 04年に「仮面ライダー剣(ブレイド)」に主演したことで知られる椿。舞台を中心にキャリアを積み、歌手デビューが決まった矢先に事件は起こった。

 舞台の稽古を終えて帰宅していた椿は、歩行者優先の道路でバイクに接触しそうになり、運転手の男と口論に。椿は友人を、バイクの男は弟を現場に呼び寄せた。すると、男の弟が激しく椿らを威嚇し、ついには椿の顔面をゴルフクラブで殴打した。

 椿は近くの病院に救急搬送。左頬と上顎を粉砕骨折しており緊急手術が行われたが、「その辺の記憶がないに等しい」と事件のショックで記憶をなくしていると告白。気付くと病院のベッドの上で、顔の感覚がなかったという。

 顔には大きな手術痕が残り、元に戻る可能性は50%。退院後は人目を避けて引きこもるようになったという。さらに加害者の男が正当防衛を主張したため裁判が長期化。結局、加害者は初犯だったため執行猶予付きの判決となり、支払われた治療費も希望額の10分の1にも満たなかったという。

 「理不尽を感じますよね。被害者が泣きを見ることを身をもって感じました」と語る椿。しかし、「正義のヒーローが悪者に人生を壊される結末などあってはいけない」という“ライダー出身俳優”としての思いから俳優復帰を決意。現在も左目の下には手術痕が残るものの、「見てくださっている方のヒーローであり続けたい」と前向きに歩み始めていた。

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