評論家の西部邁氏が死去 多摩川で入水自殺か 元東大教授 テレ朝「朝生」論客など

[ 2018年1月21日 16:45 ]

評論家の西部邁氏
Photo By 共同

 テレビ朝日「朝まで生テレビ!」などでも活躍した元東京大学教養学部教授で評論家の西部邁氏が21日、死去した。78歳。北海道出身。多摩川で入水自殺を図ったとみられる。

 警視庁によると、21日午前6時40分ごろ、東京都大田区の多摩川河川敷で、長男から「父親が飛び込んだ」と110番があった。駆け付けた警察官が救出した際には意識がなく、河川敷で遺書が見つかった。長男が捜索願を出していた。近年は著作などで、自殺をほのめかすような記述もしていた。

 西部さんは1939年3月、北海道生まれ。保守派の論客として知られる。東大の教授などを務め、TOKYO MX「西部邁ゼミナール」(土曜前7・05)が20日に放送されたばかり。近著に「ファシスタたらんとした者」「保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱」などがある。

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