小田和正70歳代最大ツアー 全国21会場48公演40万人動員

[ 2017年12月26日 06:00 ]

来年5月からのツアーが決まった小田和正
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 シンガー・ソングライターの小田和正(70)が来年5月に全国ツアーをスタートさせることが決まった。全国21会場48公演で計約40万人を動員する予定。70歳を超えた日本人アーティストとして最大規模のツアーとなる。元気の源は、普段の節制した生活と、全国のファンの熱い期待。古希を迎えた小田が来年、列島を走り抜ける。

 昨年4月から10月まで行った全国ツアーから約2年。当時68歳〜69歳の自身が作った「24会場48公演計約37万人動員」の記録を次のツアーで更新する。

 音楽業界関係者は「70歳代でこれだけ大規模の全国ツアーを行っている日本人アーティストはいない。前人未到の領域だ」と話す。

 ツアー中の来年9月20日が71歳の誕生日。スタッフは体力を気遣い、ツアーの計画を慎重に進めていた。

 関係者によると、計画の段階でスタッフが「公演を11会場くらいに絞った方がいいのでは?」と提案。これに対し、小田は「まだ頑張れる。やってみよう」と前回同様の規模のツアーに意欲を示したという。

 結果的に、動員数で前回を上回るツアーが決定。小田は周囲に「どうなるか、やってみないと分からない」と本音も漏らしているというが、全国各地で公演を待つファンへの思いが結実した形だ。

 決断の背景にあるのが、自身の良好な体調面。関係者は「連日のようにスポーツジムに通って走り、暴飲暴食はしないようにして、酒はほとんど飲まない」と節制した生活ぶりを明かしている。

 最近、ファンの熱い期待を肌で感じたことも大きかった。11月23日にNHK│FM「今日は一日“小田和正”三昧」に生出演。関係者は「生放送でリスナーの反応を直接感じる中で、自分のファンを改めて身近に感じ、ツアーに向けて背中を押してもらった」と話す。

 ツアーでは、新曲も初披露する予定。古希にして、全国の多くのファンを元気づけることになりそうだ。

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