中村芝翫「史上初の親子4人襲名披露 大変幸せなこと」

[ 2017年11月25日 16:38 ]

ロームシアター京都に上がった初めてのまねきをバックに気を引き締める(左から)中村歌之助、中村橋之助、中村芝翫、中村福之助 外部提供
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 歌舞伎俳優・中村芝翫(52)が25日、京都の師走を彩る「吉例顔見世興行」の開幕を前にロームシアター京都で「まねき上げ」に立ち会った。

 恒例の南座が耐震工事中のため、今回初めて同劇場で行われる顔見世興行。現代的なロームシアター京都に伝統的なまねきがあがると見物客からは拍手が起こった。中村橋之助(21)中村福之助(20)中村歌之助(16)の3人の息子とともに、同興行で襲名披露を行う芝翫は、自身の名が書かれたまねきが上がると「史上初の親子4人襲名披露を、いよいよ私の大好きな京都でさせていただける、大変幸せなことでございます。すばらしい先輩方の胸をお借りして、私ども一家一生懸命つとめて参ります」と気を引き締めた。

 芝翫の前名を継いだ長男の橋之助は「京都の駅に降り立つと冬の空気を感じ、いよいよ顔見世が近づいてきたんだなと思いました。そして今日、まねきを見て一層気が引き締まりました」。福之助も「まねき看板を見てさらに緊張感と実感が高まりました」。歌之助は「いつも見に来ていた顔見世で、親子4人で襲名披露ができることがうれしい」と笑顔を浮かべた。公演は12月1〜18日

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2017年11月25日のニュース