稲葉監督効果だ!侍Jサヨナラ発進「日韓戦」 北海道で瞬間最高24・1%

[ 2017年11月17日 11:34 ]

サヨナラ打を放った田村を祝福する日本ナイン
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 16日に行われたアジアプロ野球チャンピオンシップ予選リーグ「日本―韓国」(後7・00〜)が北海道・札幌地区で平均18・4%(ビデオリサーチ調べ)の高視聴率をマークしたことが17日、分かった。TBS系列の北海道放送(HBC)が生中継した。

 番組内の最高視聴率は、午後8時15分の24.1%で、日本ハムの近藤健介捕手の内野安打と相手の失策で日本が先制した後に、近藤が二塁ベース上でガッツポーズをする場面だった。

 今大会は、24歳以下の選手が主体でフル代表の大会ではないが、北海道を本拠地とする日本ハム出身の稲葉篤紀監督の初陣でもあり、地元では注目されていた。同局では、稲葉監督はもちろん、侍ジャパンのピッチングコーチで、同局の夕方情報番組「今日ドキッ!」のコメンテーター・建山義紀(日本ハムファイターズ―レンジャーズ)の動画をテレビやSNS上に流すなどして、早くから大会をPR。「これが功を奏して、今回の高視聴率につながった」(同局)と説明している。

 同局での過去の侍ジャパンの視聴率では、今年3月に行われた「壮行試合・日本×台湾」(3月1日 午後8時5分〜午後10時37分)が平均視聴率16・2%、同じく「強化試合・日本代表×阪神」(3月3日 午後7時56分〜午後10時)が13・1%。今回はWBC直前の壮行試合・強化試合の視聴率を上回る結果となった。(視聴率はすべて、ビデオリサーチ調べ・札幌地区)

 また、TBSが生中継した関東地区の平均視聴率は7・9%だった。

 新設された日韓台の24歳以下かプロ入り3年目以内の若手で争われ、稲葉篤紀監督(45)の国際大会初陣として注目を集めている大会。初戦の韓国戦は、延長10回の末、8−7で逆転サヨナラ勝ちした。9回に1点差を追いつき、タイブレーク方式の延長戦に突入した10回、韓国に3点を奪われたが、その裏の攻撃で上林誠知外野手(22=ソフトバンク)が同点3ラン。最後は途中出場の田村龍弘捕手(23=ロッテ)がサヨナラ二塁打を放った。

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2017年11月17日のニュース