鈴木浩介、極寒撮影で「優しさがあった」と大森南朋に感謝も「早く終わらせたかっただけ」

[ 2017年11月17日 20:29 ]

映画「ビジランテ」の完成披露上映会に出席した(左から)鈴木浩介、大森南朋、桐谷健太
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 俳優の大森南朋(45)、鈴木浩介(42)、桐谷健太(37)の3人が主演の映画「ビジランテ」(監督入江悠、12月9日公開)の完成披露上映会が17日、都内で行われた。

 3人が兄弟を演じ、30年ぶりに再会したことによって暴力や人間の欲に翻ろうされていく過酷な物語。しかも、撮影は入江監督の地元の埼玉・深谷で真冬にオールロケが行われ、次男役の鈴木が「深谷は風が強いのに、乗りに乗っている桐谷健太がさらに風を呼ぶんです。それも海風。ただで寒いのに極寒だった」と、桐谷の楽曲「海の声」をネタにして嘆いた。

 しかも、3人で川に飛び込んでケンカをするシーンがあったが、「体が動かない状態があることを知った。冷えすぎておかしな状態で、お兄ちゃん(大森)に叩きのめされたけれど、その中で体を引っ張り上げてくれる優しさがあった」と感謝。だが大森は、「1回しかできないし、冷たかったから早く終わらせて帰りたかっただけ」と本音を吐露し、桐谷が「そこは、優しさでいいしょう」とたしなめた。

 奮闘した3人に対し、入江監督はねぎらいの花束ならぬ深谷名産の“ネギ束”をプレゼント。桐谷は、「これ持って写真に写ったら、なんの映画か分からなくなるやん。“ネギランテ”になってしまう」と苦笑いだ。

 それでも、「メチャクチャ格好いい、攻めている最高の映画になっています。ハードルを上げても大丈夫」と作品の出来には自信たっぷり。大森も、「こういう映画がなくならないよう、微力でもい続けられる俳優でいたい」と意欲を新たにしていた。

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2017年11月17日のニュース