故・藤本義一氏偲ぶ会に内田裕也出席 車椅子姿も「ロックンローラーは元気」

[ 2017年10月30日 20:24 ]

「第3回藤本義一文学賞」の授賞式に車イスで出席した内田裕也
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 「第3回藤本義一文学賞」の授賞式が30日、大阪市内であり、616作品の応募の中から、京都府の相田徹氏(64)の「オマケのクサやん」が最優秀賞を受賞した。12年10月に79歳で亡くなった藤本義一氏の新人作家を育てたいとの遺志を継いで始まった賞。審査委員長を作家の難波利三氏(81)、審査員を眉村卓氏(83)、落語家・桂文枝(74)らが審査を務めた。

 授賞式後には藤本義一を偲ぶ会「蟻君忌(ありんこき)」が開催され、歌手の内田裕也(77)が出席した。内田と藤本さんは30年来の付き合いだったそうで「よく飲んだ。きれいに飲む方だった。気取らないヤンチャな人で、江戸っ子みたいに気っぷがよかった」と懐かしそうに振り返った。藤本さんの夫人・統紀子さん(82)から「発火点を低くしなさい」と短気なところをたしなめられたそうだが「スーッと来られてスーッと帰られる。毎年来てくれて嬉しい」と統紀子さんも喜んだ。内田は骨折した右足の状態も回復しているそうで「ロックンローラーは元気です」と締めくくって会場を後にした。

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