坂上忍 大けがの猿之助を気遣う…小籔千豊はプロ意識に驚き「開放骨折で声出さないって」

[ 2017年10月10日 13:04 ]

坂上忍
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 俳優の坂上忍(50)が10日放送のフジテレビ「バイキング」(月〜金曜前11・55)に生出演。「スーパー歌舞伎2(セカンド) ワンピース」の上演中に左腕を開放骨折する重傷を負った歌舞伎俳優の市川猿之助(41)を気遣った。

 9日の公演中、猿之助はカーテンコールで花道にある「すっぽん」と呼ばれる昇降装置(せりの一種)で舞台下に降りる際、装置に衣装の一部とともに左腕が巻き込まれ、骨折したという。

 事故の様子を聞いた坂上は「先代の猿之助さん、猿翁さんから引き継いだスーパー歌舞伎だから、ご本人よっぽど思い入れ強かったと思うんですけど、残念ですね。一番、悔しい思いをしているのはご本人だと思う」と猿之助を気持ちを慮った。

 坂上は「演舞場さんのすっぽん使ったことありますけど、エレベーターみたいに四方が囲まれているわけじゃない。板の上でさらされている状態に上げ下げするので、装置ばっかり。着物だし、引っかかりやすいんだよね」としみじみ。自身も若い時に舞台でじん帯を切る大けがをした経験を明かし、「それで降板しちゃった。動けなくて」といい、「(装置を)使う時は劇場の人からいろいろなご指導をいただくんだけど、猿之助さんみたいに慣れている人でもやっぱりこういうことって起こっちゃうのかな。本当に舞台って魔物が住んでいるともいわれるし、気を付けないと本当に怖い」と猿之助を気遣った。

 事故当時、猿之助は「声を上げず、お客さんに気づかれないようにしていた」という観客のコメントを紹介し、小籔千豊(43)は「開放骨折で声出さないって。凄い人ですよね」と感心しきり。坂上も「座長だし、責任感が強い人だから我慢きいちゃうんだろうなと」とそのプロ意識の高さに感服した。「まずは治療に専念していただきたい。元気な姿を見たい」とエールを送った。

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