妻・香山美子無念…三條正人さん「正面から闘ったが、力尽きた」

[ 2017年10月10日 05:30 ]

故三條正人さんの通夜を前に会見した喪主で女優の香山美子
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 5日にマントル細胞リンパ腫のため74歳で亡くなった「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」のリードボーカル、三條正人(さんじょう・まさと、本名渡辺正好=わたなべ・まさよし)さんの通夜が9日、東京都中野区の宝仙寺で営まれた。

 親交のあったなべおさみ(78)ら芸能界の友人や関係者約600人が参列。別れを惜しんだ。

 喪主を務めた妻で女優の香山美子(73)が夫の死後、初めて取材対応。「“俺が死ぬわけない”と正面から闘ったが、力尽きた」と気丈に話しつつ時折目頭をぬぐった。「前の日まで日常会話をしていた」といい、「最後に聞いた言葉は“明日手鏡を持ってきてくれ。それからいつものメガネも”でした。人の命ってこんなにあっけないものなのかと」と無念をにじませた。

 葬儀委員長を務めたグループのリーダー、鶴岡雅義(84)があいさつ。結成メンバーの奥山浩章さんが15年に病死したことを明かし「結成時の東京ロマンチカは私一人になってしまった。ソロ活動から03年に戻ってきて“今度は鶴岡さんを見送るまでグループにいる”と話していた。見送ることになるとは」と声を詰まらせた。

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