藤井四段、叡王戦本戦トーナメント進出 絶体絶命から逆転で連勝

[ 2017年10月10日 05:30 ]

決勝で杉本和陽四段を下した藤井聡太四段
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 将棋の藤井聡太四段(15)は9日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた叡王戦段位別予選・四段戦の準決勝・決勝を連勝し、11月に始まる本戦トーナメント進出を決めた。

 準決勝の佐々木大地四段(22)戦では終盤に絶体絶命のピンチに追い込まれながら相手の緩手を見逃さず、104手で絵に描いたような逆転勝ち。「最後ははっきり負け。勝てたのは幸運です」と振り返った。佐々木四段は9月7日の新人王戦準々決勝でプロ6敗目を喫した相手。薄氷を踏みながらも借りはきっちり返した。

 杉本和陽四段(26)との決勝も綱渡り的終盤をしのいで勝利をつかみ「なんとか勝つことができました」と安堵(あんど)の弁。通算成績は45勝6敗(未放映のテレビ棋戦を除く)となった。

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2017年10月10日のニュース