24時間ランナー当日発表の舞台裏 トレーナー坂本さんの助言きっかけ、ギリギリまで候補者見極め

[ 2017年8月26日 22:14 ]

24時間マラソンをスタートするブルゾンちえみ
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 節目の40回目を迎えた日本テレビの夏の風物詩「24時間テレビ40 告白〜勇気を出して伝えよう〜」が26日午後6時半にスタート。恒例のチャリティーマラソンランナーはスペシャルサポーターのお笑い芸人・ブルゾンちえみ(27)が務めると発表された。番組では初の当日発表になった理由を明かした。

 今年は放送1カ月を切っても走者の名前は伏せられたまま。7月30日の同局「行列のできる法律相談所」(日曜後9・00)で、総合司会を務める羽鳥慎一アナウンサー(46)から「今年の24時間テレビのマラソンランナーは当日に発表します。当日まで、その本人は知らされません」と告知。ランナー候補は「当日、会場の日本武道館にいる人」「走る理由がある人」としていた。

 この日の番組内で当日発表になった理由を再現VTRで紹介。過去のマラソンで伴走を務め、ランナーをサポートし続けてきたトレーナー坂本雄次さん(69)の一言がきっかけだという。「ちゃんと伴走できるのも最後かもしれないから、何かいままでにないことがしたい」と告げると、スタッフから“ランナーを当日発表するのはどうでしょう?”と提案が。坂本さんは「候補者たちの練習を見て、24時間走ることができる体力、精神力、モチベーションがある人にします」と当日発表案に賛同した。

 候補者たちの練習を細かくチェックし、ぎりぎりまで見極めてからランナーを決めた坂本さん。高校時代、陸上部に所属したブルゾンは候補者の中で最もやる気があり、3回目の練習でいきなり30キロを走ったという。坂本さんは「ポテンシャルは高い。例年の走者よりも練習の回数は少ないのですが、回数を気にすることがないくらい優秀」と評した。

 24時間テレビの開始1時間後、坂本さんから直接通達を受けたブルゾン。「本当に選ばれて光栄です。まだ戸惑っていますが、(トレーナーの)坂本さんに任せて最後まで走りきろうと思います」と涙ぐみながら意気込みを語った。

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2017年8月26日のニュース