ウィーン国立バレエ団 木本さん第1ソリストに 夫婦でトップのダンサー務める

[ 2017年7月1日 22:14 ]

 オーストリアのウィーン国立歌劇場の公式サイトで、ウィーン国立バレエ団所属のダンサー木本全優さん(29)の第1ソリストへの昇格が、1日までに発表された。妻の橋本清香さん(32)も昨年、日本人で初めて同バレエ団の第1ソリストに昇格しており、日本人の夫婦でトップのダンサーを務める。

 第1ソリストは同バレエ団のダンサー最高位。木本さんは2013年に日本人男性で初めて、第1ソリストに次ぐ地位のソリストになっていた。

 木本さんは共同通信に「本当にびっくりしている。うれしいと同時に、責任も感じる」とのコメントを寄せた。

 木本さんを3歳から指導してきた中田バレエシアター(姫路市)の中田弥生さん(57)によると、ウィーンで6月29日に行われた公演「ヌレエフ・ガラ」の後に、木本さんの昇格が発表された。

 木本さんは中田バレエシアターやパリの国立高等音楽院で学んだ後、ドイツ・ドレスデンの歌劇場を経て、08年にウィーン国立バレエ団に入団した。

 同バレエ団は、世界的な人気を誇るフランス人ダンサーのマニュエル・ルグリさんが芸術監督を務める。

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2017年7月1日のニュース