松田龍平17年ぶりカンヌで成長実感 「散歩する侵略者」公式上映

[ 2017年5月23日 05:30 ]

カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で「散歩する侵略者」が公式上映され、観客の拍手に笑顔を見せる(左から)松田龍平、黒沢清監督、長谷川博己
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 フランスで開催中の第70回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門に選出された「散歩する侵略者」(9月9日公開)の公式上映が21日(日本時間22日)に行われ、俳優の松田龍平(34)、長谷川博己(40)、黒沢清監督(61)が参加した。松田はデビュー作「御法度」以来17年ぶりのカンヌで、「間違いなく17年前と違う」と成長を実感。再びカンヌのレッドカーペットを歩くことにも意欲を見せた。

 上映が終わると、約1000人の観客からは温かい拍手が送られ、「ブラボー!」の声が飛んだ。松田は「お客さんの反応を感じながら一緒に見ることはなかなかないので、妙な高揚感や心地よさがあった。映画っていいなと改めて思いました」と感激に浸った。

 同作は数日ぶりに妻(長澤まさみ)の元に戻ってきた夫(松田)が宇宙人に乗り移られているサスペンス。奇想天外な展開に笑いも起きるなど客席の反応は上々で「(観客の)せき一つも気になって、顎をかみしめすぎて痛くなりました」と力が入っていた様子だ。

 デビュー作でいきなりレッドカーペットを歩いた思い出の地。00年に「御法度」がコンペティション部門に出品され、故大島渚監督やビートたけし(70)らと参加した。当時はまだ17歳で「何も考えずにきらびやかな世界を楽しんでいた。海に入ったり、高揚感だけを味わっていた」と振り返り、「今回もそういう高揚感と同時に、自分は役者として来てるんだなと思った。間違いなく17年前とは違う」と手応えを得た。夜には黒沢監督らと食事やワインを楽しみ、「お酒も飲めるようになって、そういう楽しみ方もできてよかった」と笑顔で話した。

 黒沢監督は6度目のカンヌ参加で、15年には「岸辺の旅」が「ある視点」部門で監督賞を受賞。松田の魅力を「何にも汚染されておらずピュアでフラット。演出家の腕が試される。また演出したい」と話し、再タッグを希望した。松田は3度目のカンヌへの思いを聞かれ「また来たいに決まってるじゃないですか。(監督に)連れてきてもらっている身なので、それに恥じない仕事をしないと」と意欲十分。カンヌ初参加の長谷川は「素晴らしい時間を経験させていただいた。早く一杯やりたいです」と喜び、「もっとしっかりやらなきゃと改めて思いました」と意気込んだ。

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