「バイプレイヤーズ」紅一点の北香那「貴族探偵」で松重豊と再共演「安心感」

[ 2017年5月15日 10:00 ]

「貴族探偵」にゲスト出演し、月9デビューする北香那(C)フジテレビ
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 日本映画界に不可欠な名脇役6人による夢の共演が実現し、反響を呼んだテレビ東京「バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」の紅一点としてキュートな存在感を放った女優の北香那(19)がフジテレビ「貴族探偵」(月曜後9・00)の第5話(15日放送)と第6話(22日放送)にゲスト出演する。

 1987年4月からドラマ枠になった同局の看板枠「月9」の30周年を飾る作品。原作は、2011年に「隻眼の少女」で日本推理作家協会賞に輝くなど、推理小説の常識を覆す作品を世に送り続けている俊才・麻耶雄嵩(まや・ゆたか)氏の「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」。召使いに推理を任せ、自分は事件関係者の女性と会話を楽しみ、遊びに興じるという異色の探偵(相葉雅紀)を描く。

 北が演じるのは、日本最後のフィクサーと呼ばれる桜川鷹亮(竜雷太)の孫・桜川弥生。新米探偵・高徳愛香(武井咲)は貴族探偵の招待を探るべく、貴族探偵と懇意にしているという鷹亮に会いに行く。その日は弥生の婿を選ぶ儀式の日だったが、毒殺未遂事件が待ち受けていた…。

 北は月9初出演。「お話を頂く前から楽しみにしていたドラマだったので、本当にうれしいです。同時に、まさかの憧れの月9に私が出て良いものだろうかという衝撃も、すごく大きかったです」と喜びを驚き。今回は「おしとやかにお芝居するのを心掛けています」と臨んだ。

 貴族探偵の執事・山本を好演している松重豊(54)とは「バイプレイヤーズ」で共演。北は中国の動画配信会社のアシスタントプロデューサー、ジャスミンを演じた。

 「今回、松重さんとまたご一緒させていただきまして、もし私のことを忘れていたらどうしようと、ソワソワしたんですが、お会いした瞬間に握手をしてくれて『久しぶりだね、元気?』と言っていただきました。『今日は中国人じゃないんだね、何だか不思議だなぁ』と。やはり『バイプレイヤーズ』の名残で、すごく安心感があって、ホッとしてしまいました」

 同局の羽鳥健一プロデューサーは「役作りに対する探究心の高さ、そして監督のオーダーに対する理解力と実現力の高さには圧倒的なものを感じます。醸し出す透明感も圧倒的ですね。控室で他のキャストの皆さんと楽しそうに会話をしていた後に、涙を流すシーンをビシッと決めたりするなど、オンとオフの切り替えの凄さも感じずにはいられませんでした。まさに憑依型の女優さん。今後の活躍が本当に楽しみでなりません」と絶賛した。

 第5話について、羽鳥氏は「貴族探偵とも関係のある華麗なる一族における、世継ぎ(花婿)候補を選ぶ儀式で巻き起こる、とんでもない展開が大きな見どころです。一歩リードしたかに見えた花婿候補が毒殺未遂で倒れるところから物語は大きくうねりだします。花婿を選ぶ弥生(北香那)の思いや関係者たちの思いが、それぞれ垣間見えてくる中で、何と連続殺人事件が発生する事態に。今回、初の2話またぎの展開となりますが、大いなる伏線が張られる、次の話を見ずにはいられない第5話。ぜひご期待ください」とアピールしている。

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