肺炎で入院の桂歌丸が退院 当面は自宅療養 復帰に意欲

[ 2017年5月15日 11:20 ]

落語家の桂歌丸
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 細菌性肺炎などのため4月16日から横浜市内の病院に入院していた落語家の桂歌丸(80)が13日に退院した。15日、落語芸術協会を通じてファクスで発表した。

 歌丸は直筆署名入りの文書で「皆様方からの多数の励ましのお手紙を戴きまして、大変心強く感じました」と感謝。「しばらくは自宅にて療養し、体と相談しながら復帰を目指したいと思っております。また各落語会でお会いできますことを私も心待ちしております」と復帰に意欲を示した。

 今回の肺炎の原因は通常のウイルス感染ではなく、酸素の過剰吸入が誘発する珍しいケースだった。実は人間の体は酸素が与えられすぎると、酸素が足りていると勘違いをして呼吸を休んでしまうという。呼吸をしないと二酸化炭素が排出されず、体内に充満する。「ナルコーシス」と呼ばれ、救急医療の経験があるシロノクリニックの後藤瞳医師は「ナルコーシスは意識障害を引き起こす。すると唾液などが食道に入らず気管に入る。これが誤嚥(ごえん)。それがもとで肺に炎症が起きるケースがあります」と説明した。

【コメント全文】

4月16日より細菌性肺炎、COPD急性増悪、CO2ナルコーシスで入院をしていました桂歌丸が5月13日に退院致しました。

皆様にはご多大なるご迷惑をお掛け致しました。またご心配をお掛け致しました。

皆様方からの多数の励ましのお手紙を戴きまして、大変心強く感じました。

しばらくは自宅にて静養し、体と相談しながら復帰を目指したいと思っております。

また各落語会でお会いできますことを私も心待ちしております。

桂歌丸

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