蜷川幸雄さん一周忌 メモリアルプレートお披露目「疾走するジジイであり続けたい」

[ 2017年5月15日 13:34 ]

蜷川幸雄さんのメモリアルプレート
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 昨年5月に亡くなった演出家の蜷川幸雄(にながわ・ゆきお)さんの「メモリアルプレート・ショーケース除幕式」が15日、埼玉県内で行われ、蜷川さんの妻・宏子さん(76)、俳優の市村正親(68)らが出席した。

 一周忌を機に蜷川さんの功績を称え、さいたま芸術劇場の一角にメモリアルプレートと生前の愛用品が置かれたショーケースが設置された。メモリアルプレートには「最後まで、枯れずに、過剰で、創造する仕事に冒険的に挑む、疾走するジジイであり続けたい」という蜷川さんの言葉が刻まれた。写真は長女で写真家の蜷川実花氏が撮影したもの。宏子さんは「あっという間の一年。蜷川の大好きだった劇場と稽古場の前にみなさんのご好意でこんなものを作っていただいて幸せだと思います」と涙ぐんだ。

 市村はプレートに刻まれた言葉を見て「僕へのダメ出しかなと思います」と気を引き締め、一周忌追悼公演「NINAGAWA・マクベス」に臨むと決意。日本だけでなく、ロンドン、香港公演も行われるとあって、蜷川さんの祭壇に向け「行ってきます。どうか大千秋楽まで、足腰持つように見守っていて下さい」と祈ったことを明かしていた。

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