桂春之輔「名前を変える事になりまして…えらい事でっせ」

[ 2017年4月23日 17:27 ]

 来春に4代目桂春団治を襲名する落語家・桂春之輔(68)が23日、大阪・池田市内で開かれた「第18回いけだ春団治まつり」最終日の大落語会に出演した。

 昨年1月に死去した師匠の3代目春団治さん(享年85)から継ぐ大名跡。師匠も愛した一門と切っても切れない同催しで、あらためて「名前を変える事になりまして…えらい事でっせ」と報告した。

 初代は天才芸人にして、名曲「浪花恋しぐれ」のモデルにもなった酒や女性が好きで、借金も抱える破天荒な私生活で知られた。4代目襲名を誰より喜んでくれた上方落語協会会長・桂文枝(73)からは、「大きい名前や、文枝どころやないで。気をつけて 身辺整理からやりや。春団治に女は付きものやから」と忠告を受けたという。「あんたに言われるとは思わんかったわ」と、昨年不倫騒動を巻き起こした張本人の言葉をネタに、爆笑を誘った。

 さらに昨年6月の三遊亭円楽(67)が不倫騒動後に開いた会見での、空気を和ませる“謎掛け”を用いた反省の弁を持ち出し、「うまい事(世間の批判から)逃れましたなあ」と感心した。

 対して、文枝の昨年2月の謝罪について「会長は涙声で“妻を裏切り申し訳ない”と、生真面目。記者に“いらっしゃ〜い”と言うたらよかったのに」とダメ出し。当時、文枝がNHK大河ドラマ「真田丸」で千利休役を務めていただけに、「やっぱり“わび”から始めましたな」と噺家連中で話題になっていたことを明かすなど茶目っ気たっぷりに、不在の“会長イジり”で沸かせていた。

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2017年4月23日のニュース