“蒲田行進曲トリオ”18年大河「西郷どん」で35年ぶり集結

[ 2017年3月28日 05:35 ]

NHK大河ドラマ「西郷どん」出演者発表会見に出席した(前列左から)桜庭ななみ、瑛太、鈴木亮平、黒木華、塚地武雅、(後列左から)平田満、風間杜夫、松坂慶子、渡部豪太
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 俳優の鈴木亮平(33)が主演するNHK次期大河ドラマ「西郷(せご)どん」(来年1月スタート)の出演者発表会見が27日、東京・渋谷の同局で行われた。大久保利通に瑛太(34)、西郷隆盛の父に風間杜夫(67)、母に松坂慶子(64)、利通の父に平田満(63)など。風間、松坂、平田の3人は大ヒット映画「蒲田行進曲」(82年公開)以来約35年ぶりの集結となった。

 風間は「慶子さんとは“春の波濤”(85年の大河ドラマ)でご一緒させていただいたが、凄いのは、ここに平田君と3人で座っていること」とアピール。「長くやっていると、こういうことがあるんだなあと思う。“この先はないね…”と平田君と話していた」と感慨に浸った。

 「蒲田行進曲」は東映京都撮影所を舞台にした物語。風間が主演俳優・銀四郎、松坂が銀四郎の恋人・小夏、平田が大部屋俳優・ヤスを演じた。

 鈴木は「まだ学生で役者を目指していた時に“蒲田行進曲”を見て衝撃を受けた。次の日から、仲間と一緒に3人のものまねをしたのを覚えている」としみじみ。3人との共演について「ご一緒できるとは夢にも思わなかった。撮影に入ったらファン目線でいるのは良くないので、大先輩に胸を借りるつもりで相撲を挑んでいけたらと思います」と意欲を示した。

 制作統括の櫻井賢チーフ・プロデューサーは風間ら3人の共演について「鈴木さんのお母さんに松坂さん、お父さんに風間さんをお迎えして、では、瑛太さんのお父さんは誰がいいかと考えていたところ、平田さんに引き受けていただいた」と説明。報道陣の「それは意図的?」との質問には「偶然でしょう」と意味深な笑みを浮かべた。「蒲田行進曲」の名場面「階段落ち」が大河ドラマで復活するかどうかについて櫻井氏は「どうなんでしょうか。ご期待ください」と含みを持たせた。

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2017年3月28日のニュース