アッコ恨み節 30年続いた紅白ない年末「NHKだけスクランブルかけて」

[ 2016年11月27日 05:30 ]

昨年の紅白で熱唱する和田アキ子
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 30年連続で出場していた大みそかの「第67回NHK紅白歌合戦」に落選した歌手の和田アキ子(66)が26日、自身のラジオ番組で、「紅白を見たくない」と話すなど悔しさをにじませた。

 生番組のニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)の冒頭で、15分以上にわたり思いを語った。「今年はね(紅白を)特に見たくはない」「テレビはNHKだけスクランブルかけてほしい」と、自分不在の紅白をとにかく見たくないことを強調した。

 この30年間、年末の過ごし方は同じだった。12月28日にヘアカットし、29日から紅白のリハーサルに参加。合間に雑煮を作り、お年玉を用意して31日の本番に出演。終了後に新年を迎えるとNHKホール内の神棚に手を合わせ、1月1日に海外に渡航。「このルーティンをどうやって変えるのか」と戸惑っている様子だった。

 テレビのバラエティー番組など、タレントとしての活動が目立つ和田には、以前から出場を疑問視する声が上がっていた。だが落選が決まった後、インターネット上には「“あの鐘”を鳴らさないと年が明けない」「誰が“あの鐘”を鳴らすんだ?」など、紅白で繰り返し歌唱してきた代表曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」を除夜の鐘に重ねて残念がる書き込みが多数あった。通算39回出場の番組の顔として親しまれただけに、“永遠のマンネリ”を楽しみにしていた視聴者も少なくないようだ。

 “ゴッド姉ちゃん”の愛称とは対照的に、歌う前には極度に緊張することで知られる。特に紅白の出演前はガタガタと体が震え、歌い終えると緊張から解放されるのか「ウワ~ッ」と言って楽屋に戻るのがお決まり。自身の出演シーンを何度も何度も見返すなど、真剣に向き合ってきた。

 ただ紅白を卒業したわけではない。「これからも歌い続けていく」と表明し、復活出場に意欲。ファンやリスナーへ感謝の思いを語り「和田アキ子は不滅です!」と締めた。

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2016年11月27日のニュース