蒼井優 共感「30年の人生の中で負ってきた傷、空いてしまった穴が同じような…」

[ 2016年11月16日 18:44 ]

大阪市内で会見した蒼井優

 女優の蒼井優(31)が16日、大阪市内で8年ぶりの単独主演映画「アズミ・ハルコは行方不明」(監督松居大悟、12月10日公開)のPR会見を開いた。

 失踪する28歳のOL役を熱演。人生で失踪したくなった瞬間を問われると、「(映画)フラガールの撮影の時。何度もホテルの部屋から(撮影地だった)福島県の真っ暗な夜道を見つめていた」と、“逃亡”に思いを馳せていたことを告白し、笑わせた。「経験値が浅かったのと、撮影とフラダンスの稽古の時間配分が思うようにならなくて、一緒に踊る子達に申し訳なくて…」と、厳しい演技指導で知られる李相日監督(42)の現場で鍛えられた若手時代を振り返った。

 また、同作を「自分の話なんじゃないかと思った。同じ経験をした訳じゃないのに、30年の人生の中で負ってきた傷、空いてしまった穴みたいなモノが(主人公の)春子と同じような感じ」と話した。負った傷について、「なんであんな事を取材で話してしまったんだろう…と顔から火が出るほど情けなかったり。1日ずっと話し続けるとインタビュー・ハイになってくる」と吐露。この日の取材についても、「ちょっとしゃべり過ぎましたかね」と苦笑いだった。

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2016年11月16日のニュース