NHK大河ドラマ 19年はクドカン脚本 五輪テーマで33年ぶり近現代史

[ 2016年11月16日 15:47 ]

2019年のNHK大河ドラマで脚本を担当する宮藤官九郎

 NHKは16日、2019年の大河ドラマの脚本を、脚本家で俳優の宮藤官九郎(46)が担当すると発表。「オリンピック」を題材とし、1912年の初参加から64年の東京オリンピック開催までを、歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通して描く。同局大河ドラマで近現代史が舞台となるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。

 宮藤が同局で脚本を執筆するのは13年の連続テレビ小説「あまちゃん」以来2度目で、大河ドラマは初。宮藤は「歴史を動かした人物にも、戦国時代にも幕末にもあまり思い入れがないから、自分に大河ドラマは無理だろうと思っていました。しかし、かつては現代劇や架空の人物を描いた大河もあったそうです。『だから大丈夫です、できる題材を探しましょう』という優しい言葉を頂き、だんだんその気になり、考えたのが『東京』と『オリンピック』の物語です」と同局ホームページでコメントを発表した。

 また「日本人が初めてオリンピックに出場した明治の終わりから、東京にオリンピックがやってきた1964年までの、およそ50年。戦争と政治と景気に振り回された人々の群像劇。歴史に“動かされた”人と町の変遷を一年かけてじっくり描く予定です」と展望。「まあ、こんな大河も、たまにはいいよね、と大目にみて頂けたら幸いです。がんばります」と意気込みを語った。

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2016年11月16日のニュース