難破船状態だったけど…倒産土下座会見グループ 所属先決まる 約40社からオファー

[ 2016年11月4日 15:11 ]

所属事務所が決定した「黄金時代」(左から)日向いちか、安田帆花、葵あおい、柚木れも

 所属事務所の倒産を受け、新たな受け入れ先を募集すべく土下座会見を行ったアイドルグループ「黄金時代」の所属先が決まり4日、都内で記者会見が開かれた。

 リーダーの安田帆花(15)は、自分たちのコンセプトである“海賊”を意識し、「決定までの1カ月は難破船状態でした。いいお知らせができてうれしいです」とホッとした表情を見せた。この1カ月は無所属のままライブ活動。「動員が減って大変だった」(葵あおい)という。

 新たな所属事務所は、映像・音声・音楽の企画制作などを行う「東洋レコーディング」(東京・赤坂)内の「スカイミュージック」。CDプレスなどを行うセクションで、このほどマネージメント機能を持たせた。マネジャーによると、約40社からオファーがあったが、「以前から知り合いだった」(マネジャー)という同社と契約することになったという。

 土下座会見を急性胃腸炎で欠席していた七瀬つばさ(21)が脱退したため、4人での再出発。来年1月にミニアルバムをリリースするという。

 新たは船出に向け、安田が「スカイミュージック所属タレント第1号ということで不安もたくさんあるけれども、期待もいっぱいある」と声を弾ませれば、柚木れも(19)は「(新しい事務所は))音楽の制作などをしている会社なので、これからはCD作り放題ですね」と笑顔を見せた。

 グループは今年6月に海賊をコンセプトに結成。同月末に都内で行われたデビューライブでは1000人以上を動員した。しかし、わずか3カ月の9月28日、当時の所属事務所が取引先などの経営破綻や業績悪化により倒産。10月1日に都内で緊急会見を行い、土下座をして売り込んでいた。

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2016年11月4日のニュース