上杉隆氏降板騒動「週刊リテラシー」終了、10月からロンブー淳MC

[ 2016年9月9日 15:36 ]

上杉隆氏

 東京都知事選(7月31日)に立候補したジャーナリストの上杉隆氏(48)の番組降板問題が持ち上がったTOKYO MX「週刊リテラシー」(土曜後5・00)が9月末で終了することが9日、わかった。同日に行われた同局の「2016年度下期改編発表会」で発表された。

 後番組は「週刊リテラシー」でもMCを務めていた「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(42)が引き続きMCを務める新番組「田村淳の訊きたい放題」(10月1日スタート、土曜後5・00)で、アシスタントはフリーアナウンサーの安倍哲子(37)、コメンテーターでタレントの鈴木奈々(28)が出演する。「政治・社会問題・文化」など幅広い分野から話題のニュースを取り上げ、多様な意見の聞く番組になるという。

 田村は「より幅広く、視聴者の皆さんに身近な問題を取り上げていきたい」とVTRでコメントを寄せた。「週刊リテラシー」は8月13日に放送で、約2年間メーンMCを務めた上杉氏の降板を報告。都知事選出馬を受けて「法律上、政治的公平性が要求される放送局として、公職へ立候補された上杉氏を本番組のメーンMCとして起用し続けることは、放送基準等に照らして困難と判断し、やむなく降板という判断に至ったもの」とテロップで理由を説明した。

 一方、上杉氏は代表取締役社長を務める「NOBORDER」の公式サイトで、「局側からの一方的な通告で、出演者・スタッフ・視聴者に申し訳ない気持ちでいっぱい。今回の番組降板の経緯に関しては、既に法的な対応が不可避な段階に達しており、すべての交渉を代理人弁護士に委ねている」などの旨を主張しており、両者の言い分は食い違っている。

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2016年9月9日のニュース