小栗旬びびった?100億円新劇場こけら落とし「引き受けるんじゃ…」

[ 2016年9月9日 05:37 ]

「髑髏城の七人」に出演する(前列左から)古田新太、山本耕史、小栗旬、成河、(後列左から)清野菜名、近藤芳正、りょう、青木崇高

 来年3月に東京・豊洲に開場するアジア初の360度回転型劇場「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演となる、劇団☆新感線の舞台「髑髏(どくろ)城の七人」の製作発表が8日、同劇場を運営するTBSのスタジオで行われた。主演の小栗旬(33)や古田新太(50)らが出席した。

 回転式の客席の周囲にステージが設けられ、演目の進行に合わせて客席が回転する仕組み。このユニークな劇場が常設されるのは、オランダに続いて世界2カ所目となる。

 総事業費が約100億円といわれるビッグプロジェクト。TBSの武田信二社長は「新東京の新名所、新豊洲に新登場!」と紹介し「全社を挙げて走りだします」と宣言。同局役員や大手広告代理店のトップ、公演に出資・協賛する企業の幹部ら約200人が見守るなど、舞台の製作発表としては異例の規模で行われた。

 舞台や映画など多くの記者会見を経験してきた小栗も、さすがに圧倒された様子。会場を見渡し、「この雰囲気を見てだいぶヤバそうだな…と。凄い期待がかかってるし、引き受けるんじゃなかったという気持ちが半分」と苦笑いした。改めて気を引き締め、「誰も体験したことのない場所でこけら落とし公演に参加できることをとてもうれしく思います」と話した。

 TBS関係者は「豊洲市場に負けないぐらいの新名所にしたい」と意気込む。築地からの移転予定の豊洲市場は、新交通ゆりかもめの市場前駅を挟んで目と鼻の先の距離。豊洲地区は2020年の東京五輪・パラリンピック会場としても開発が進んでおり、360度劇場も話題を集めそうだ。大酒飲みで知られる古田は「豊洲には飲み屋がない!来年ぐらいまでに、我はという方は飲み屋を出してください」と笑わせた。公演は来年3月30日~6月12日の2カ月半、計80ステージ。

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