ネットざわつく藤原竜也軍団の人気 夢はFJT48!?

[ 2016年9月8日 11:00 ]

藤原竜也軍団のメンバー(左から)矢野、Gたかし、ペレ草田、高井、島山

 フジテレビの特番「爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル」が2日に放送されてからネット上で「ざわざわ…ざわ…ざわ…ざわざわ…」と騒ぎになっているのが藤原竜也軍団だ。ツイッター上では「何回でもみてしまう」「クソ笑った」「やばい」などのつぶやきが見られ、オンエア後にはYahoo!のリアルタイム検索で1位となった。平均視聴率も11・0%(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)と最近の同局のバラエティーの中では高視聴率。4時間の放送で100組以上の芸人らが参加する中、大きな爪あとを残した。

 軍団は、リーダーで布袋寅泰のモノマネ芸人・ペレ草田(36)とGたかし(37)、NOモーション。矢野ともゆき(36)、乙の島山ノブヨシ(30)、ガーリィレコード高井佳佑(24)の5人。ギャンブル地獄に堕ちたクズ人間の闘いを描く映画「カイジ」シリーズなどに出演した藤原竜也の大げさモノマネだ。今回は「ポケモンGO」とのコラボネタの「フジタツGO」で、歩きスマホをしながらゲームをしていると他のプレーヤーたちからモンスターとして狙われるというもの。24歳の高井をのぞいて、見た目は似ても似つかない中年おっさん芸人たちが藤原そっくりな声で、ハイテンションで絶叫し続けるからタチが悪い。そんなモノ見たら、どうしてもニヤニヤしてしまう。

 「ネットのリアルタイム検索では30分くらい1位だったんですけど、ありがたいですね。本当にこんなことあるのか?ってビックリしました。2ちゃんねるを好きな人たちにウケてるんですかね。“やっと、そこをいじる奴らが出て来たか”って感じなんでしょう。仕事もだんだん増えてきてますよ」(ペレ)。

 ネタは放送作家らと1週間ほどかけて検討。当初は「AKB48の総選挙に藤原竜也が出たら」というものを考えていたがボツとなり、ポケモンGOをテーマに決めてからは3時間ほどで仕上がったという。

 本人公認の布袋、藤原に加えてサッカーの本田圭佑、建築家の安藤忠雄氏やベッキーの顔マネなど色んな引き出しを持つペレの野望は、日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の新年会に軍団で参加することという。同番組では毎年、山崎邦正による若手のネタ見せコンテスト「山―1グランプリ」が行われており、2007年の第1回大会にペレは布袋のモノマネで出演。実はそこが初めて布袋ネタを披露した場だった。「オーディションに受かると思ってなかったので、あの時はまだギターを持っていませんでした。緊張の度合いが半端なかった。ネタがまったく固まってない状態で出ましたね」。その思い入れ深い舞台で再び爆笑を取るのが夢という。

 以前に記者が見たライブでも一番笑いを取っていたのは藤原軍団のネタだった。その時はトリオだったが、現在は5人になり破壊力も増している。ペレは「最終的に48人に増やしたい。FJT48です」という。1980年代、新日本プロレスにマシン軍団という増殖し続ける覆面レスラーがいたが、数が増えるほどにインパクトを残した記憶がある。どこまでも増え続ける藤原竜也…。それもちょっと見てみたい。

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