甘えたい、怒られたい…宮沢りえ、男性陣の要望に「いつでもどうぞ」

[ 2016年8月10日 12:54 ]

映画「ジャングル・ブック」特別先行上映会で舞台あいさつを行った(左から)松本幸四郎、宮沢りえ、伊勢谷友介、西田敏行

 女優の宮沢りえ(43)が10日、日本語吹き替え版の声優を務めた米映画「ジャングル・ブック」(11日公開)の東京・丸の内ピカデリー2で行われた特別先行上映会で舞台あいさつに立った。

 宮沢は、ジャングルに置き去りにされた少年モーグリを我が子のように育てるオオカミのラクシャ役。キャラクターのテーマを「博愛」と定め、「自分の子と同じように分け隔てなく育てる、その愛の深さが好きです。私も娘だけでなく、そういう気持ちで人を愛せる人間でありたい」と笑顔で話した。

 慈母のような存在の宮沢に、クマのバルー役の西田敏行(68)は「ラクシャのような母親に甘えてみたい」と夢想すると、敵対するトラのシア・カーンを担当した伊勢谷友介(40)も「ちょっと怒られたい」と同調。宮沢は、「いつでもどうぞ」と鷹揚に受け止めた。

 西田は、今年1月に頚椎(けいつい)の亜脱臼で4カ月の入院生活を送ったが、退院後の初仕事が同作の声優。劇中歌「ザ・ベアー・ネセシティ」を歌うシーンもあり「病院のベッドで練習し、検診に来た看護師さんも“いい歌ですね”と言ってくれた。楽しくできました」と、同曲の一節をアカペラで披露し、大きな拍手を浴びた。

 また、モーグリの守護者となる黒ヒョウのバギーラの声で声優に初挑戦した松本幸四郎(73)は、「“アナ雪”に負けないように頑張りました」と自信ありげ。「この映画を見て、奇跡は手をこまぬいて待つものではなく、1人1人が起こすものだとあらためて考えさせられた」と話していた。

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