松岡茉優「真田丸」出演で感じた三谷幸喜氏との縁 心残る名作セリフ

[ 2016年7月2日 04:20 ]

松岡茉優演じる春。名護屋城で真田信繁と出会う(C)NHK

  NHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)で、主役・真田信繁(堺雅人)の正室・春を演じる女優の松岡茉優(21)が、3日放送回で初登場する。

 春は片岡愛之助(43)が演じる大谷吉継の娘で、豊臣秀吉の仲立ちで信繁の正室となり、嫡男・大助を産む。「大河への出演は目標でした。三谷さんとご一緒するのは野望でした」と語るほど今回の出演に喜び、手応えを感じている。

 春の初登場シーンは、花を両手に持ち、廊下をパタパタと駆け抜けていくもの。「春という名前通りピンク色のお着物に、お花も持って登場できて。これ以上にきらきらした登場はないかなと思うので、これでだめだったらお花でも着物のせいでもなく私のせい」と笑った。

 信繁に向かって「春と申します」とほほ笑む様は非の打ちどころがない可憐な少女。だが「いい子だと思っていたんですが、三谷さんの描く女の子がこんなに真っ直ぐなわけがない」とニヤリ。ストーリーが進むにつれ、違った一面も垣間見せることになる。長澤まさみ(29)演じるきり、高畑淳子(61)演じる薫ら存在感を発揮する女性キャラクターも数多いが、「春さんもそこに参戦させてください。ある意味負けないと思います」と自信を見せた。

 「真田丸」の脚本を務める三谷幸喜氏(54)の大ファンで、中でも1997年に公開された映画「ラヂオの時間」が一番のお気に入りだ。「『いつかはそれでも満足いくものできるはずだ。その作品に関わったすべての人と、それを聴いたすべての人が満足できるものを』っていうセリフがあって。それは私の中で色濃く残っているんです。私が生まれた頃にできた作品と、今私が同じことを思えるのは素敵なこと」。95年生まれの松岡が、物心つく前の作品に強く共感できることに縁を感じているようだった。

 まだ三谷氏と対面は果たせていないものの、「これを機にファミリー入りできるように。お会いできたら全力でプロフィールを握りしめていく気満々です」と売り込みに意欲。「真田丸」制作統括の屋敷陽太郎チーフプロデューサーは松岡が春にぴったりだったとキャスティングの手応えを口にしつつ「絶対合うと思うんです、三谷ワールドに。将来三谷作品にいろいろな形で出てもらいたいなと思いますね」と三谷氏にきっとハマると感じたことも明かした。

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2016年7月2日のニュース