仁左衛門発案でチャリティー公開稽古 熊本復興へ「何かしたい」

[ 2016年7月2日 08:40 ]

 熊本地震復興を支援しようと1日、大阪松竹座で「中村雀右衛門襲名披露 七月大歌舞伎」(3~27日)のチャリティー公開稽古が行われた。

 歌舞伎俳優・片岡仁左衛門(72)が「本当は見てほしくない部分なんですが、どうしても今回の震災にあたって何かがしたい」と発案し実施。2、3階席を開放し5000円の入場料を全額寄付に回した。

 本番とは違って俳優陣は浴衣などの稽古着、舞台装置の転換も見えるなど普段では見られない稽古風景を公開するとあって、客席はほぼ満席、475人が入場し237万5000円が集まり俳優陣も感謝。中村梅玉(69)は「いつもはお客さまが入っていない稽古なのに…。今日はホントに緊張しました」と話していた。

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2016年7月2日のニュース