よゐこ有野、正司敏江ら“松竹レジェンド”との共演にたじたじ

[ 2016年7月2日 19:48 ]

“大師匠”と舞台に立つよゐこ有野晋哉と、自宅に入れ歯を忘れて舞台に上がった正司敏江

 “松竹レジェンド”との共演に有野もたじたじ―。お笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉(44)は2日、大阪ミナミの「道頓堀角座」でライブ。「師匠は鎹(かすがい)~有野が聞きたい師匠の若手の頃の話~」に芸歴60年の正司敏江(76)、昨年45周年の「酒井くにお・とおる」のくにお(68)、とおる(65)をゲストに迎え、松竹芸能昔話、プライベート、演芸の話など爆笑トークのオンパレードで舞台を盛り上げた。

 有野は松竹芸能に入って25年。18歳でコンビ結成した頃、今の有野より1年下の43歳で脂の乗りきったくにおが「怖くてしようがなかった」そうだ。その頃は若手の劇場がなく、大阪ミナミの三角公園で“路上ライブ”で腕を磨いていた。そんな自分を振り返りつつ、「師匠たちはどうしていたのか?」など疑問をぶつけた。角座の舞台に立つのが7カ月ぶりの有野は入れ歯を自宅に忘れてきたという正司と初めての共演は大盛り上がりしたが、40分間のトークの最後に正司から「あんた誰?何屋さん?」と逆質問され場内は大爆笑。有野は「信じられない。でも、やっぱり怖かった」と遠い昔を思い出していた。

 正司は1957年に「かしまし娘」の住み込み弟子となり、芸人になって今年で60年目。正司玲司(71歳で死去)とコンビを組み「正司敏江・玲児」として、夫婦どつき漫才で人気者となった。結婚10年で離婚したが、その後も元夫婦でコンビを続け、玲児が亡くなった2010年12月10日の12日前まで、2人で漫才を続けた。現在も歌や一人漫談で舞台に立ち、この日も最後は美空ひばりの「越後獅子」を熱唱した。

 一方、女装コントから、現在は自虐的ボヤキ漫才で人気の「酒井くにお・とおる」。兄弟で昨年、45周年を迎えた。くにお・とおるは結成当時の営業で、飼っていたネズミのレースをして生計を立てていた話を披露。今も新ネタを作り続けていることを明かし、「次回はくにお・とおる師匠の漫才が見たい」と有野も注目していた。

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2016年7月2日のニュース