元「歌のお兄さん」覚醒剤使用認める

[ 2016年6月14日 18:24 ]

 NHKの子ども向け番組「おかあさんといっしょ」で「歌のお兄さん」を務めた歌手で、覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪に問われた杉田光央被告(51)は14日、東京地裁(野原俊郎裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し結審した。判決は6月20日。

 検察側は「仕事のストレスを忘れるため、2014年ごろから覚醒剤を購入するようになり、昨年から外国人の密売人と同居していた」と指摘。弁護側は「薬物依存者の更生を支援する施設に入所し、薬物を断つことを誓っている」と述べ、執行猶予を求めた。

 起訴状によると、4月13日ごろ、東京都渋谷区の自宅で覚醒剤を気化させて吸引したほか、0・374グラムを所持したとしている。

 NHKによると、杉田被告は1999年から4年間、9代目の歌のお兄さんとして出演していた。

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2016年6月14日のニュース